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第5回 アルジェリア民主人民共和国

第5回:アルジェリア民主人民共和国

マスコットキャラクター

日本からのアクセス

地図:日本からの航空ルート、アルジェリアの位置関係

アルジェリアに行く方法はたくさんありますが、一般的なアクセス方法は、成田からパリやローマ、マドリッドなどのヨーロッパ経由で、そこからアルジェリアに行く方法です。その他なら中東の国経由があります。残念ながら日本からの直行便はありません。パリならアルジェリア便がたくさんあるので、パリ経由が今では主流になっています。
日本からパリまで約13時間パリからアルジェリアまで約2時間ですのでトータルで約15時間になります。

地図:北大西洋アルジェリアの位置関係

国民の平均年齢は27歳

アルジェリアの正式名称はアルジェリア民主人民共和国です。面積は日本の約6倍で2,381,740平方キロメートルです。面積の80%は砂漠です。気候はとても多様で、北側は海洋地域なので地中海特有の雨が多くて湿気も多い気候です。

山岳地方は、雨も少なく乾燥していてとても暑い気候です。人口は約3,780万人です。国民の平均年齢は27歳。国民のほとんどは若年層で約70%が50歳以下です。

アルジェリア人 国名が豊かな土地なんて萌え~

小学校から大学までの授業料無料

教育制度はとても充実しています。政府が小学校から大学まで、すべての授業料を無料にしています。学校での食事や教科書代の一部も政府が負担しています。 それから、医療もすべて無料です。さらに、低所得者には普段の生活で必要な交通費や食事などもサポートされています。こうした政策の影響もあって、1962年に300人しかいなかった大学生が今では1万4000人以上います。

アルジェリアは沢山の支配者、植民地などを経験して、ようやく1962年にフランスから独立し51年がたちました。アルジェリアの人々はその独立をとても誇りに思っています。
政府も教育や医療制度にとても力を入れており、そのおかげで建国時には平均寿命が54歳だったが今では76歳にまで伸びています。識字率もとても低かったのですが、充実した教育制度のおかげて、現在では88%です。

また国民の電力使用が増えたため、政府は砂漠地帯に太陽光発電パネルを設置。砂漠から十分な電力が供給できるようになっています。
政治のシステムは共和制です。大統領は国民の直接投票で選ばれます。
人種は北アフリカの広い地域に古くから住むベルベル人系で、宗教はイスラム教が主流となっています。公用語は、アラビア語です。中にはベルベル語を話す人もいます。

アルジェリア風景 アルジェリアのビーチ

アルジェリアってどんなところ?
◆ アルジェリア民主人民共和国概要
国名 アルジェリア民主人民共和国
首都 アルジェ
面積 2,381,740平方キロメートル
人口 約3,780万人
民族 アラブ人(80%)、ベルベル人(19%)、その他(1%)
言語 アラビア語(国語、公用語)、ベルベル語(国語)、フランス語(国民の間で広く用いられている)
宗教 イスラム教
気候 北部の地中海沿岸部は温帯で典型的な地中海性気候で南カリフォルニアとほぼ同じ緯度にあり、気候も類似した部分が多い。平均気温は夏は20~25℃、冬は10~12℃で、アトラス高原はステップ気候になる。アトラス高原から南に行くにつれて冬と夏、昼夜の温度差が激しくなり、降水量が少なくなる。また、夏には暑く乾燥したシロッコが吹き、その風は海岸部にまで及ぶ。降水量は沿岸部で年間500mm前後。また、東に行くにつれ降水量は多くなり、降水量はコンスタンティーヌで1000mm近くにまで及ぶ。地中海沿岸以外の国土の大部分は砂漠気候となっている。
時差 日本との時差は-8時間
通貨 アルジェリアン・ディナール(D. A.)アルジェリアではフランスの支配後、1848年からフランが通貨として使用され(アルジェリア・フラン)、フランス・フランと等価とされてきたが、1960年にデノミネーションが行われ、1アルジェリア新フラン=100旧フランとされた。1964年にアルジェリア新フランを廃止し、等価でアルジェリア・ディナールが導入された。
物価 日本の3分の1程度
国旗

アルジェリアの国旗

20代で一人暮らしをしている人は滅多にいない

仕事は大体9時から17時までで昼食は1時間30分です。国民性として、家族をとても大事にします。たとえ仕事をし経済的に独立していても、両親や家族と暮らす人が多いのです。20代で一人暮らしをしている人は滅多にいません。

アルジェリアはイスラム教国家で、カレンダーは太陰暦を採用しています。
その中で年に二つの重要なパーティーがあります。ひとつは「ラマダン明けのお祭り」です。二つ目はその3か月後で「犠牲祭」といいます。どちらもこの日は家族や親戚たちが集まりそろって食事をして祝います。

仕事では、日本人とは比較にならないほどリラックスした環境で働いています。主な交通手段はバスか自家用車です。ガソリンが1リットル11円と非常に安いので、沢山の人が車で移動しており、近年では大都市での渋滞が問題になっています。そのため政府は、公共バスの路線などを増やすなどして渋滞緩和に力を入れています。

アルジェリアの国内産業の主なものは「農業」で全産業の62%を占めます。そして、次いで多いのが「石油・天然ガス」の38%です。
輸出で多いのは【石油・天然ガス】で輸出総額の実に98%を占めます。政府はこうした輸出で得た資金をもとに助成制度をつくり、他の産業の活性化に力を入れています。
独立後30年間は社会主義制度でしたので民間企業がなく、産業・経済面での成長はありませんでしたが、現在では90万社以上の中小企業がアルジェリアには存在します。

アルジェリア 街の風景 アルジェリア 街の風景

ポップミュージック「ライ」

ファッションは西側諸国の影響が強く、GAPやZARAなどのカジュアルな服装が流行っています。スマートフォンやipadも流行っていて、近年ではアルジェリアの企業である「Condor」が初めてアルジェリアでスマートフォンを発売しました。

アルジェリアでは伝統的なポップミュージック「ライ」が若者の間で流行っています。
また、スポーツを非常に愛する国民性であり、サッカーはとても人気があります。

グローバリゼーションの影響からでしょうか。近年では、フランス語を習うより英語を習うほうが流行っています。
日本の漫画や映画も人気があって、小学校の授業でも日本の文化を勉強したりします。日本人の勤勉さや仕事に対する責任感の強さを、私たちはとても尊敬しています。

ライミュージック アルジェリア若者 オフ風景

シリアルが人気

アルジェリアではパンが主食です。若者の間ではコーンフレーク、オートミールなどのシリアルが人気です。それから、カレーのナンに似た「クスクス」という料理が人気です。この料理はいろんな国で食べられていますが、アルジェリアでは主に肉や野菜を添えて食べられています。
残念ながら日本食は、あまりアルジェリアの間では浸透していません。アルジェリアには、伝統的なカフェがたくさんありますが、そこは日本のようなリラックスする場所というより、日常生活を語り合うなど、とてもソーシャルな場所となっています。

流行語は「saha(サハ)」。日本語で、「どーも」という意味です。あいさつ言葉でいろいろな場所で使います。

アルジェリア 食事

インフラ事業エンジニア

若者の理想の職業と言えばエンジニアです。ソーラーパネルのインフラ事業などを国が支援しているということもあり、この職業がとても人気です。もちろん医師や弁護士なども人気がありますが、そういった優秀な人々は、近年では、どんどん海外に出て高待遇で働いています。

アルジェリアの学生 いっぱい勉強してすばらしいエンジニアになってね!

砂漠に雪

ユニークな点は沢山あります。まず国の面積が広いので、雪の地域がありつつも暑い地域では砂漠があるなど、まったく違う景色、風景を楽しむことができます。時には砂漠に雪が積もったりもしますしね。それから、暑い砂漠のオアシスでは釣りができたり、いろんなアトラクションを楽しむことができます。また、日の出や、日没時には非常にきれいな景色を見ることができます。

観光地は沢山あります。世界遺産はもちろん、風光明媚な北の海岸地帯や山脈地帯、温泉地帯もあり、そこでデトックス治療が流行っています。
ぜひ一度アルジェリアに来てください!アルジェリアに関する沢山の本が出ています。中でも写真家の大塚雅貴(おおつかまさたか)さんが撮影した本があって、写真がメインでとても読みやすくお勧めです。

砂漠に雪 砂漠に雪

投資でお勧め車両分野

日本には現在、約200人以上のアルジェリア人がいますが、そのほとんどが学生です。アルジェリアは1958年9月FLN(民族解放戦線、現与党)極東代表部を東京に開設し、1961年には、日本・アルジェリア両国に友好議員連盟が設立されました。

インフラ面で日本企業が私たちの国において重要な機能を果たしてくれました。電信技術も日本の技術者のおかげで安定した通信機能を保つことができました。
経済面でも、日本車輸入などで非常に良好な関係を保っています。最近では日立がアルジェリアの企業と協力して新しい冷蔵庫をつくろうとしています。
残念ながらまだ日本企業の工場はアルジェリアにはありません。投資面でお勧めなのは車両分野です。ガソリンが非常に安く、日本車人気が非常に高く輸入量も多いので、そこに投資するといいでしょう。

地震対策も日本から沢山学んでおり技術協力もしてもらっています。近年では、JICAを通して2国間で技術協力も活発に行われていて、2国の大学と民間企業が手を組み、サハラ砂漠でシリコンを利用し太陽光発電をする「SSBプロジェクト」などが進行中です。これからの両国のますますの発展を期待しています。

車事情 アルジェリア 投資するなら今しかない!

◆ 渡航情報

アルジェリアでは、2013年1月26日に日本人を含む多くの外国人が武装勢力に襲撃・殺害されています。アルジェリアにおいては、今後もテロの脅威が高まる可能性があります。渡航される場合は、テロの可能性に十分注意し、自らの安全確保に十分注意してください。

詳しくは
外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
東京都千代田区霞が関2-2-1電話03-3580-3311内線2902
外務省 海外安全ホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp/
などでご確認ください。

◆ 連絡先

在日アルジェリア大使館

TEL:03-3711-2661
東京都目黒区三田2-10-67
http://www.algerianembassy-japan.jp/

◆ 企業・団体のみなさま

今回登場したマスコットキャラクターの「フェネックちゃん」をPR・販促・イメージキャラに使ってみませんか。使用料の一部は育英資金としてアルジェリア民主人民共和国に寄付されます。

TOKYOキャラクターフォーラム

〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-19
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