ビックカメラグループ コジマキャラクター‟コジ坊”に学ぶ

サクセスに学ぶ

「お客様のくらしを『より快適に』 『より便利に』 『より楽しく』 します。くらし応援コジマ」のキャッチフレーズでおなじみのビックカメラグループのコジマ。そんなコジマのキャラクターコジ坊について株式会社コジマ営業本部 開発部・営業開発室の大浦氏に伺いました。

コジマは、1955年4月、栃木県宇都宮市で小島電気商会を創業したところから始まります。1963年8月に株式会社小島電機を設立し、1972年から栃木県内での多店舗化を開始します。

1993年1月に商号を株式会社コジマに変更。「北関東YKK」と呼ばれる家電量販店3社の一角として激しい競争の中で成長し、1996年には東京証券取引所への上場を果たします。1997年には家電量販店売上高日本一を成し遂げ、2001年に、家電量販店として初の売上高5,000億円超を達成しました。

2012年にビックカメラグループとなり、2013年6月に、2社連名の看板を冠したコジマ×ビックカメラ小倉店を開店します。2016年には2社連名の看板を冠したコジマ×ビックカメラ店が全国で100店舗となりました。

©kojima

【コジ坊誕生背景】

ーコジ坊誕生のきっかけー

コジ坊は1989年10月に、100店舗目が札幌にオープンしたのをきっかけに誕生しました。初めてのお披露目は、”こども向けのいろんな漢字を覚えましょうという呼びかけ”で、新聞折込広告に登場しました。チラシは当時のものです。当時は、安値坊やという名で、この安値坊やがコジ坊の始まりとなります。

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ーコジ坊のキャラクター設定ー

2015年、60周年を記念して着ぐるみのコジ坊が3代目にリニューアル。公の場にも出るということで、コジ坊の新たなキャラクター設定が社内でおこなわれました。コジ坊は、従業員の立場から接客や商品説明ができるキャラクターとしての位置付けになり、今のコジマの中堅社員というキャラクター設定が出来上がります。リニューアルされたコジ坊は、表情が豊でイラストでも幅広く展開し、すごく反響があります。

ーご当地コジ坊ー

さらに、地域密着型のキャラクターを目指して、地区別のご当地コジ坊も誕生しました。

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【コジ坊の役割】

親しみをもってもらい、お客様とお店とのつながりを強化することが役割です。チラシやECサイトでは、販売員の立場からお買い得情報をお届け、店頭イベントではこども達のとのふれあい、地域との連携イベントでは、地域の活動の応援やお客様に喜んでいただける活動などを行い、地域密着型のキャラクターを目指しています。

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2019年4月には、静岡市のコジマ店舗がリニューアル。店舗内にはユニクロが入っていたり、地元企業の模型メーカータミヤとも連携しています。そのタイミングで静岡市とも包括連携協定を締結。それ以外にも地域別で、店舗ごとの取り組みがあり、コジ坊も地域に根ざした活動をしています。栃木県生まれのコジマは、栃木県の店舗数は人口の割合から考えると店舗数が多く、2020年8月にコジマは栃木県と包括連携協定を締結しています。

【コジ坊の活動】

ー情報発信編ー

コジ坊はECサイト内で大活躍。商品情報やサービス情報など、サイト内の至る所でコジ坊を見つけることができます。

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本部が発信する新店舗情報やお買い得情報はFacebookがメインとなります。Twitterは、各店舗別で運営しています。

©kojima                                              Facebookより

©kojima                                                                                   Facebookより

ーグッズ編ー

オープン記念などで配布されるノベルティも実に種類が豊富です。コジマの来店客層はファミリーが多く、ノベルティグッズ開発は、来店する家族層を考えたこども目線のものをテーマに開発されます。最近好評なノベルティはパインアメ。GWやハロウィンなどに店頭で配布されます。リニューアルされたいろいろな表情のコジ坊がプリントされています。

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ノベルティー開発で気にかけることは、時代のニーズに即し、宣伝PRに活用できるものということで、歴代のグッズも見せてもらいました。確かに、これらのグッズからも移りゆく時代を感じられます。

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ーイベント編ー

新店舗オープンのイベントや、こどもが楽しめるミニ四駆のイベントなどに参加するコジ坊。店頭イベントに駆けつけるのは、かれこれ10年以上続いています。

©kojima                                             ミニ四駆イベント

そんなイベントの中でもこどもたちに人気のミニ四駆イベントは特別です。ミニ四駆メーカーの株式会社タミヤとコラボレーションしたグッズなども生まれています。

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また、地域に根ざしたキャラクターを目指すコジ坊は、日本で初のアイスホッケーのプロチーム「H.C.栃木日光アイスバックス」のキャラクター、しかっちと仲良し。一緒にコジマ×ビックカメラ日光店イベントに参加しています。

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【ブランド認知を保つためにしている施策と差別化】

コジマがスポンサーとして応援しているサッカーチーム、清水エスパルスの試合が行われる際に、スタジアムにブースを出店するなど、店内外のイベントに参加。店頭での露出やノベルティの配布など、とにかくイベントでお客様がコジ坊とともに楽しんで頂ける活動に力を入れています。

【コジ坊と、ゆるキャラ®グランプリ】

2015年の3代目・着ぐるみのリニューアルのお披露目するために参加。以後、昨年の2020年まで、連続して参加し続けました。このイベントにエントリーするのに取り組んだことは、社内での応援活動。グループ会社のビックカメラのキャラクター”ビッカメ娘”が応援配信してくれました。そんな甲斐もあって、2020年のファイナルでは34位という結果に。

©BicCamera

*ゆるキャラ®という文字は、みうらじゅん氏の著作物であるとともに扶桑社、及びみうらじゅん氏の所有する商標です。

【コラボレーション】

株式会社TAMIYAとのコラボレーションで、店内イベントに参加するコジ坊は、株式会社バンダイナムコエンターテイメントのアプリ、ミニ四駆超速グランプリにも登場しました。

©小学館 ©ShoPro ©TAMIYA ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©kojima                      (※ミニ四駆は株式会社タミヤの登録商標です。)

お友達として紹介してもらったAGCちゃんとも、Twitterで、コラボしています。

【コジ坊が誕生し、どんな変化がありました?】

コジ坊が誕生してから、既に32年も立つので、”いるのが当たり前”という感覚になっています。一緒にいる時間の長い社員のみなさんは、コジ坊の似顔絵を描けるということからも、”いるのが当たり前”という感覚は納得です。コジ坊がいることで、お客様とのコミュニケーションがより円滑になるので、社員のみなさんにとっても、仲間のような存在のようです。

【今後の展望】

「地方自治体との連携を図り、より地域密着の活動を目指していきたいです。このほかスポンサーとなっているスポーツチームとの取り組みなども強化していければと思っています。」と展望を語っていただきました

【仲良しキャラクターを教えてください。誰に友達の輪バトンを繋ぎますか?】

一緒にイベントにも参加した仲良しの「H.C.栃木日光アイスバックス」のキャラクター、しかっちにバトンを繋ぎます。

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記事:キャラクター事業部 釜澤 直恵

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