【広報必見!】キャラクターを活用したクラウドファンディングのご紹介
モンちゃんがPRを務めたクラウドファンディング(Kibidango)が2022年1月24日(月)~2月25日(金)にかけて実施され、見事目標金額を達成しました。
どのような方法で目標を達成できたのか、成功事例について解説、紹介します。
ファーストビュー:ユーザーの心をつかむための概要文とビジュアル
このプロジェクトページは、ユーザーが購買(CV)にいたるまでの行動を促すためのLP(ランディングページ)の役割をなします。
特に、ページトップは重要。画面をスクロールしないで表示される「ファーストビュー」で、ユーザーにプロジェクト概要とイメージが一目でわかり、離脱しないように設計する必要があります。
今回のプロジェクトで、他のプロジェクトと差別化するポイントは「マンガキャラクターと蔵前の職人がコラボしている」ということ。
そのポイントが一目でわかるように画像を作成。
また、モンちゃんのキャラクターカラーであるオレンジを基調にし、画像に統一感が生まれるようにレイアウトしました。
結果として、直帰率は約31%。平均ページ滞在時間は3分10秒でした。
ECサイトは他のサイトと比べ直帰率が低めで、30~40%が一つの基準値と言われており、及第点に達しているといえます。
また、滞在時間の長さから分かるように、ファーストビューの壁をクリアし、さらにページをユーザーは読み進めていったことが分かります。
次は、ファーストビュー以降のページ構成について見ていきます。
全体の構成
クラウドファンディングでユーザーが支援しようか判断するための一番重要な要素は、商品それ自体よりも、「なぜこのプロジェクトを企画したのかという背景」です。
企画した背景をしっかりと伝え、多くのユーザーに共感してもらえるかが支援達成のカギになります。
したがって、構成は以下の順番になるように設計しました。
- 企画背景の説明
- 支援先の紹介
- プロジェクト全体のスケジュール説明
- 安心感を与える社会的情報
- ユーザーの誘導
1. 企画背景の説明
ユーザーとの距離を近づけ、親しみを感じてもらうためにモンちゃんが実際に紹介している体で、今回のプロジェクトを企画した背景、なぜクラウドファンディングをするのかという理由と目的を説明します。
蔵前を取り巻く現状を説明しつつ、モンちゃんの自己紹介やマンガの設定を紹介します。
2. 支援先の紹介
蔵前の街の紹介
今回のプロジェクトでコラボし、支援対象となる蔵前という街の文化や歴史について紹介します。
蔵前になじみがない人でも分かるように、蔵前が一体どんな街で、どんなお店が参加しているのかを説明します。
さらに、ユーザーがイメージしやすいように蔵前の周辺の地図をイラスト風に作成し、マンガの世界観にマッチするようにデザインしました。
コラボしたお店の紹介
今回は4店舗の職人とコラボしました。
参加したお店の職人たちは、マンガとのコラボをより感じてもうために、マンガ内で擬”猫”化されたキャラクターとして登場しています。
キャラクターを見せつつ、どんな手法でプロダクトを作っているのか作業風景や想いを、文章だけでなく画像や動画をセットで伝えました。
3. プロジェクト全体のスケジュール説明
支援受け付け期間と、お渡し予定期間はユーザーが確認しておきたい重要な情報の一つです。
ユーザーが体感的に理解できるように、図でタイムラインを分かりやすく説明します。
こちらもモンちゃんカラーのオレンジを意識した配色にし、統一感が出るようにしています。
4. 安心感を与える社会的情報
ここまでは、親しみを感じてもらえるようにモンちゃんがしゃべっている体で紹介してきました。
しかし、モンちゃんはあくまでも架空のキャラクターです。
「このプロジェクトはどんな企業が企画しているか」をしっかり説明する必要があります。
そうしないとユーザーは不安に感じ、支援しようとは思わないでしょう。
また、このプロジェクトに関わっている人(作者や寄付先など)の情報も欠かせません。
ユーザーが「この企業なら安心だ」と感じ、社会的信用を得られるように企業情報や作者の略歴などを伝えます。
5. ユーザーの誘導
改めて、モンちゃんがしゃべっている体で、最後の締めに取り掛かります。
ここまで読み進めたユーザーの中には、もっと知りたいと思う人が一定数いるはずです。
そうしたユーザーとより深い関係を築くために、フォローを促す(メルマガ会員)文章でクロージングします。
「支援してもらう」という次の段階を構築を見据えて、ユーザーに何をしてほしいのか誘導します。
おわりに
キャラクターでのPRを成功させるためには、ユーザーの興味を引きつけ、内容を理解させ、安心してもらうように全体のを組み立てる必要があります。
ただ、やみくもにキャラクターを使って商品の良さをアピールするだけでは、ユーザーの心には響きません。
どのようなストーリーがその商品やサービスにはあるのかを、キャラクターを使って段階ごとに伝えていくことが肝要です。
こうした一連の流れを意識した段落構成をすることで、ユーザーが購買したくなるよう流れを生み出すことができます。
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